- OkaConsole Quad 試作 -
[Top] [1] [2] [3] [4] [5] [6] [7]
OkaConsole 製作から１年を過ぎたあたりのこと。確かにカバンは軽くなりましたが、所詮は１ポート。２〜３台を扱う時のために、結局は OkaConsole を２個持ったり、メーカー製の USB-Serial アダプタを予備で持ったり、で思ったよりも荷物は減りませんでした。
そんなある日、「FT232RL」の４ポート版となる「FT4232HL」という IC の存在を知りました。これはもう OkaConsole の４ポート版を作らねばなりません。名付けて OkaConsole Quad ！！
しかし１つ心配なコトが…　この IC は足が 0.5mm ピッチ。気軽に試作するにはちょっとハードルが高いのです。そこで試作機は既成の開発ボードを使用しての製作としました。


試作機　　 試作機

試作機なので、サイズはちょっと大きめです。試作機と言えども持ち歩くことを想定していたので、既成ボードと DIP IC の組み合わせでも可能な限り小さなケースに組み込むことを目指し、TAKACHI SW-120（120x60x24）に収めました。蛇の目基板もギリギリのサイズと形に加工し、配線もかなりキツキツです。。。

試作機の中の様子

ちょうど試作機の製作時期に、５台のネットワーク機器を扱うお仕事を頂きました。お客様からは「テスト時はコンソールポートを差し替えながらログ取得する」と言われてましたので、この仕事に間に合うように OkaConsole Quad 試作機の製作を急ぎました。出張先（札幌）では OkaConsole Quad の４ポートと、元祖 OkaConsole の１ポート、計５ポートの同時コンソール接続を実現し、テストの効率化と話題提供に活躍しました。

表紙のページ　[Top] [1] [2] [3] [4] [5] [6] [7]　次のページ