● ＢＳＤｅｌｅｔｅ 〜 Cisco の Console Log から BackSpace を消そう ●

	Ver.1.21  2012/02/14 岡田重徳

● 概要
	Cisco の Console Log は、なにかと BackSpace や --More-- がたくさん
	含まれていて、後で見たり編集したりするのが大変です。そこで、お手軽
	に BackSpace を削除したくてこのツールを作りました。
	このプログラムは Microsoft の VisualBasic V6.0(SP6) で作りました。

	このプログラムの著作権は岡田が保有しますが、このプログラムによって
	発生した損害などについて、岡田は一切の責任を負わないものとします。
	いわゆる「フリーソフト」と同じ扱いとさせていただきます。

	BackSpace とは、メモ帳では何も見えません（空白）が、ワードパッドや
	Ｗｏｒｄでは小さな四角で表示されます。テキストエディタなどでは ^H 
	と表示されるものもあります。その名のとおり、[BackSpace] キーを押し
	たのと同じ動作として記録されています。

● 履歴
	Ver.1.00  2001/04/23  初版
	Ver.1.01  2002/01/28  PIX の <-- More --> にも対応したつもり
	Ver.1.02  2002/02/13  アイコンへの複数ファイル同時ドロップに対応
	Ver.1.03  2002/02/28  拡張子を指定するようにした／上書きに対応
	Ver.1.10  2002/03/18  ファイルの参照ができるようにした
	Ver.1.12  2002/04/12  二重起動で同時動作しても平気なようにした
	Ver.1.13  2002/08/24  特定の条件で行が消えてしまうバグを修正
	Ver.1.14  2003/03/20  行頭が BackSpace だとエラーになるバグを修正
	Ver.1.20  2007/12/10  メインのアルゴリズムを変更
	                      $ で表示される横スクロールの一部に対応
	Ver.1.21  2012/02/14  拡張子の指定方法を RouteDiff と同じように
	                      ファイル名の末尾に文字を入れられるようにした

● 使い方
	きれいにしたいログを、BSDelete のアイコンにドロップするだけです。

	========< Ver.1.02 以前 >========
	きれいになったログは、拡張子が .LogFile です。もし元ファイルを破壊
	してしまうと大変ですので、わざと変な名前にして（上書きしないように
	して）あります。ファイル名は後で適宜変更してください。

	後でファイル名の変更をするのが面倒な場合は、BSDelete を起動し、ロ
	グをドロップして、「出力ファイル」に表示された名前を変更してくださ
	い。変更したら「変換」ボタンを押せば、きれいになったログが作られま
	す。終わったら「終了」してください。

	※  ファイル名重複チェックをしていませんので、間違えて同じファイル
	    名を指定してしまった場合、ログファイルを破壊したり、エラー終了
	    します。

	========< Ver.1.03 以降 >========
	きれいになったログは、指定した拡張子のファイル名で出力されます。
	偶然、元ファイルと同じ拡張子を指定していた場合は上書きされてしまい
	ますので注意してください。

	このプログラムを全面的に信用していただける場合は、上書き設定をする
	と、別ファイルの出力をしないで直接元ファイルを書き換えます。

	拡張子や上書きの設定は、BSDelete を起動し、指定します。
	変更は自動的に保存され、次回起動時（アイコンにログをドロップした場
	合も含む）にも有効になります。

	※  信用できない場合や、特に重要なログファイルに対しては、上書き設
	    定をしないでください。

	※  ファイル名重複チェックをしていませんので、間違えて同じファイル
	    名を指定してしまった場合、ファイルの上書きをします。

	Ver.1.10 からは、右クリックの「送る」メニューにも登録されます。
	（ 〜.msi のファイルを使ってインストールした場合のみ）

	========< Ver.1.20 >========
	１行の長さが画面の幅より長くなった時に、行頭に $ が表示されて先頭
	部分の表示が省略されることがありますが、この横スクロールの一部につ
	いてデコードできるようにしてみました。
	Ver.1.20 でデコードに成功する条件は、
	・スクロールは右に進む一方であること
	・過去履歴の呼び出しではないこと
	・カーソルを左に移動して文字を挿入などしていないこと
	という、かなり限定的なものです。主に、テキスト流し込みによる場面を
	想定しており、その場で履歴を編集するような動きは追いかけきれません。
	いずれはもう少し賢くしたいと思います。

	どのバージョンからの症状だったのかはっきり覚えていませんが、（なん
	となく Windows XP と 〜.msi の組み合わせがアヤシイです）インストー
	ル時に作成されるデスクトップのショートカットアイコンに、ログファイ
	ルをドロップしても、反応が無いことが多くなりました。
	インストーラによるショートカットの作られ方が変化したようで、単純に
	実行ファイルからショートカットを作ったものとは違うようです。ショー
	トカットのプロパティを見ると、何か根本的に別物のように感じます。
	アイコンに直接ドロップする使い方が好きな方は、インストール時に作成
	されたショートカットは削除し、改めて自力で BSDelete.exe（デフォル
	トでは C:\Program Files\BSDelete\ の中にある）のショートカットをデ
	スクトップに作成してください。

● バグ情報
	初版の Ver.1.00 以外を使っている方は、即刻 Ver.1.13 以降と入れ替え
	てください。
	Ver.1.12 には、行頭に１４文字以上の空白があると、その行を消してし
	まうという、とんでもないバグが潜んでいました。原因は、PIX に対応さ
	せた時に、深く考えずに If 文を追加してしまったことです。とある仕事
	の show ip route のログから、マルチパスの見え方がおかしい事に気付
	き、思い当たるフシが PIX 対応時のことでした。姉妹ソフト RouteDiff
	との連携で気付くことができました。

● 連絡先
	shigenori.okada@nifty.com
	http://homepage3.nifty.com/CSS/

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